こどものトップページ

むさしのブックスタート

むさしのブックスタート

むさしのブックスタートについて

武蔵野市では子育てを支援する事業の一つとして平成14年度から、都内では初めての本格実施となる「むさしのブックスタート事業」を開始しました。 「本とのかかわりをもち親子のふれあいを直接感じてほしい」「赤ちゃんと一緒に絵本で楽しい時間を共有してほしい」そんな願いから0歳児健診で、絵本とのかかわりが継続し一層充実するように3歳児健診で、おすすめ絵本を紹介し、プレゼントしています。

このむさしのブックスタートを通して、赤ちゃんと保護者の方が絵本を一緒に楽しみ、子育てを楽しいと感じ、親子の絆を一層深めていって欲しいと思います。

このページの目次

ブックスタート運動の歴史

ブックスタート連動の歴史

1992年イギリスのバーミンガムで、英国ブックトラスト(教育基金団体)が中心となり、図書館・保育局・大学教育学部が連携し、300家族を対象に行われたのが始まりです。

日本では2000年に、「子ども読書年」推進会議によるパイロットスタディ(試験的な実施)が杉並区の協力の下、期間と場所を限定して行われました。

2000年12月には、北海道の恵庭市で試行が開始され、以降全国的に広まりつつあります。 2010年9月30日現在、745の自治体で実施されています。

各自治体により実施の方法や対象者の月齢などは様々ですが、いずれも0歳児が対象です。

乳幼児向けおはなし会

乳幼児(赤ちゃんから3歳児くらい)向けのおはなし会を開催しています。

絵本の読み聞かせだけでなく、手遊び・わらべ唄などもしています。 各館の開催予定はこちらをご覧ください。

ブックスタートQ&A

赤ちゃんと一緒に本を楽しむことをお知らせする運動です。

具体的に武蔵野市では、3~4か月児健診と3歳児健診に参加した全ての赤ちゃん及び幼児と保護者の方に、絵本やおすすめ本のリストなどの入ったブックスタートパックを、ブックスタートのメッセージとともに手渡す事業です。

はい。

しかし、ブックスタートはただ「絵本をプレゼントする」だけのものではありません。 本で赤ちゃんと楽しい時間が持てることを知っていただき、絵本を手渡すことで具体的なきっかけを作ることが目的です。

赤ちゃんの体の発育にミルクが必要なように、赤ちゃんのことばと心を育むためには、たっぷり愛情を注いであげることや、抱っこして優しく話しかけてあげることが大事だといわれています。 その中で赤ちゃんは愛されていることを感じ、満足し、人への信頼感を育むからです。

肌のぬくもりを感じながらたくさんのことばを聞くことこそが、赤ちゃんの成長にとって不可欠な“心の栄養素”となるのです。 赤ちゃんにとって、抱っこの暖かさと愛情を感じながら本を開いて優しく話しかけてもらうのは、とてもうれしい時間です。 そしてそれは赤ちゃんの成長にとって大切な時間であると同時に、大人にとって楽しいひとときでもあります。

保健センターで行われている健診には、多くの子ども達とその保護者の方がいらっしゃいます。 特に、3~4か月児健診は非常に高い受診率です。

ブックスタートでは、全ての赤ちゃんに、「本を開く時間の暖かさと楽しさ」を届けたいと思っています。 本が好きな方だけでなく、特に本に関心が無かったり、子どもの本について詳しく知る機会の無かった方にこそ、ブックスタートのメッセージが伝わることを願っています。 その絶好の機会がこの健診なのです。

はじめて赤ちゃんと読む絵本としては、「暖かく、ていねいに描かれていて、色調も明るく、心地よく、はっきりしている」ものがよいと言われています。
『がたんごとんがたんごとん』のように、シンプルな絵で、赤ちゃんの身の回りにあるものが順番に出てくるようなお話は喜ばれます。

また、『たまごのあかちゃん』のように、くり返すリズム感のある絵本も、赤ちゃんは大好きです。

3歳になると、行動が広がって、それにともなって、いろいろなものに関心を持つようになります。

自分も体験しそうなお話から、昔話や空想の世界のお話、乗り物や生き物の本など、様々なジャンルの本を楽しむことができるようになります。
また、ストーリー展開のある絵本に興味を示し、そのお話の世界に入りこんでしまうことができるようになります。
おなじみの『ぐりとぐら』なども、自分がぐりとぐらになった気持ちでお話に参加してくれます。

図書館では、赤ちゃん向け、3歳向けの絵本のリストを作りました。ぜひご覧下さい。

市内各図書館の児童コーナーに、ブックスタートの絵本を集めたコーナーがあります。 どうぞ、ご利用ください。

また、乳幼児向けのおはなし会も行なっています(中央:第2・3・4水曜日、吉祥寺:第2・4金曜日、武蔵野プレイス:第2・4金曜日。時間は中央・吉祥寺が午前10時30分~11時、武蔵野プレイスは1回目午前10時~、2回目10時35分~、各回20分、定員25組先着順。1回目と2回目は同じ内容です。続けての参加はできません)。 お子さんと一緒に、図書館にいらしてください。

ブックスタート(0歳・3歳)のためのリストをみる


 

赤ちゃんは泣くのが仕事です。 ただ、あまり泣き止まないようなときは、一度外に出るなどして、赤ちゃんが落ちつくまで待ってみてはいかがでしょうか。

また、お子さんが少し大きくなったら、「図書館の中では、人や棚にぶつかると危ないので走らないこと」「静かに本を読んでいる人もいるので、あまり大きな声でおしゃべりをしないこと」といった図書館の使い方を、親子で一緒に覚えていっていただけたら、と思います。

各館でおむつ替えはできます。

授乳は、状況に応じて場所を提供することが可能です。 カウンターの職員におたずねください。